アウディTTの買取相場とは

ドイツの高級自動車メーカーアウディといえば、4つの輪が横1列に並んだエムブレムでよく知られています。

セダンを中心とした「A」シリーズ、SUV車の「Q」シリーズなど、アルファベット1文字で車種を表していることが多いアウディのラインナップの中で、珍しくアルファベットが2文字並び、数字は冠していない車種名の車があります。

それが、アウディ TTです。

イギリスのマン島という小島で行われるレースの名「ツーリスト・トロフィー（Tourist Trophy）」の頭文字をとって、「TT」の名前がつけられました。数字はついていないということで、独立したモデルだというのがわかります。

アウディTTの歴史

アウディ TTは、いわゆるスポーツカータイプの車です。1995年にアウディが発表した「TTデザイン・スタディ・モデル」というものをほぼそのまま市販化したのが始まりでした。

初代は1998年に登場、2006年に2代目となり、2015年に2度目のフルモデルチェンジがなされて現在は3代目。4シーターのクーペと2シーターのロードスターが用意されています（ちなみにこの「ロードスター」、他にも「カブリオレ」「コンバーチブル」という呼び名がありますが、これらはすべて「オープンカー」のことですよ）。

3代目のボディは強化スチールを用いられつつもアルミを多用され、大幅な軽量化を実現。道路状況に合わせて最適な駆動力を四輪に伝えるクワトロシステムも相まって、地面に吸い付くような乗り心地がとても気持ち良く、スポーティーな走りが楽しめます。

エクステリアも美しくスタイリッシュなのに力強く、まさにスポーツカーといった風情。

近未来的なデザイン

インテリアで特筆すべきは、バーチャルコックピットでしょう。本来メーターパネルがあるはずの部分はデジタル液晶ディスプレイになっていて、速度計や回転計はもちろん、ナビシステムをはじめその他さまざまな情報もそこに映し出されるのです。レイアウトも自由自在、操作も簡素化されていて、直感的なさわり心地が近未来的でワクワクします。

意外にも安い維持費

このようにスポーツカーらしい外見や申し分のない性能を持つにも関わらず、意外にも維持費が安いという特徴も。2Lエンジンだということもあって自動車税はそこそこ、燃費はカタログ値でリッターあたり14.7㎞と、こちらもなかなか地球にもお財布にも優しい数値です。

目の玉が飛び出るほどの高級車という価格帯では決してありませんが、その高いデザイン性は高級車にまざっていても引けを取らないし、運動性能も安定性も高くて高い安心感が得られる、相当優秀な車種であるといっても過言ではないでしょう。

唯一の欠点といえば、人もモノも多くは乗せられないという点ですが、そこにこだわる人はそもそもこの車種が選択肢に入らないでしょうね！

コンディション次第で査定額は出る

アウディ TTはコンパクトでありながらも高い走行性を誇るスポーツカーという強みから、クーペ・ロードスターに関わらず中古車市場においての人気が高くなっています。

一般的に中古車というのは、走行距離5万㎞を超えたあたりから査定額はかなり下がってしまう傾向にありますが、アウディ TTも同様です。しかし走行距離がそこまでかさんでいなければ、販売からかなりの年数が経過している初代や2代目でも、予想以上の高額査定が期待できます。

逆に新型の3代目は、市場に台数が増えてきている傾向にあるため、コンディションの良いうちに早めに売却に出す決断が大事になっています。

人気モデルは「S-Line」

オプション面では、他のアウディ車同様よりスポーティータイプを演出する「S-Line」が大人気。元はオプション扱いですが、装着するとグレード扱いになるため、査定額にも大きく影響します。

カラーは奇をてらわない、パールホワイトやブラックなどが人気。スタンダードなものであるほど、無難な査定額が望めるでしょう。

最後に

アウディのような外国車は売却を考えた際、なかなか良い中古車買取業者を見つけられないという欠点があります。業者選びで査定額に何十万円と差がつく可能性がある、と考えたら…きちんとしたお店に巡り合いたいですよね。

そういうときには、ぜひ1度ご連絡ください。愛車の状態にピッタリの買取店をご紹介いたします！

査定はもちろん無料。まずはぜひご利用を検討してみてくださいね。