仕事用・作業用の車としておなじみの「ハイエース」。広い車内にたくさんの荷物を積み込むことのできるハイエースですが、実は「リセールバリューが高い」、「価格が落ちづらい」車としても知られてます。

ハイエースになじみのない方はピンとこないかも知れませんが、その理由を知ると、ハイエースが高く売れる理由にきっと納得してもらえると思います。

そこで、こちらの記事ではハイエースのリセールバリューが高い理由についてご紹介します。

中古車の価格を決める要素

通常、中古車の価格は（車種を除くと）、走行距離と年式が大きく影響します。当然、走行距離の多い車や古い車は買取価格が下がってしまいます。もちろんハイエースについても、この傾向は同じです。でもハイエースの場合、「走行距離や年式の影響を受けづらい」という特徴があるのです。

たとえば一般車の場合、およそ5000km単位の走行距離で、価格が変動します。48000kmと53000kmでは、数万円から数十万円の差が出てしまうこともあるのです。

ところがハイエースの場合、2～3万キロの差では、そこまで査定額が変動しないといわれています。これは年式についても似たような傾向が見られるようです。

それではなぜ、ハイエースは走行距離や年式の影響を受けづらいのでしょうか。その理由は、ハイエースの利用目的や海外事情にあるようです。

ハイエースは仕事用・作業用の車

ハイエースは一般的な自家用車と異なり、多くの場合仕事や作業用の車として使用されます。仕事用となれば、当然広い範囲であちらこちらに移動し、作業の過程で傷が付いたり汚れてしまうことも多いでしょう。

どれだけ新品のハイエースを買ったところで、がんばって働けばすぐに走行距離はかさみ、典型的な中古車のように汚れが目立ってしまいます。

つまりハイエースでは、走行距離が短いことや新しいことは、それほど大きな意味を持たないのです。表現はよくありませんが、ある種の「消耗品」としての側面もあるのでしょう。

もちろん、ハイエースはそもそもそのような目的で開発されているため、他の車よりも高い耐久力を備えています。だからこそ、普通の自家用車では敏感になりがちな走行距離や年式、キズなども、ハイエースにとっては大した問題にならないのです。

このようなハイエースの利用目的が、ハイエースのリセールバリューの高さにつながっているようです。

海外での需要

日本の中古ハイエースは海外で広く取り引きされています。というのも、日本と海外では車に対する価値観がまるで違います。海外では、「車は走れば問題ない」という考えが一般的です。実際に、バンパーがへこんだりドアが開かなかったりする車は当たり前。走行距離が50万キロを超えても平気で走っています。

そのような国では、わずか10万キロで廃車扱いをしてしまう日本の中古車は、ほとんど高級ブランドのようなもの。日本のハイエースというだけで、多くの購入者がつくほどです。

このような海外での需要も、ハイエースが高く売れる理由につながっているのです。

ハイエースを高く売る方法

ハイエースを高く売るためには、上記のようなハイエースの価値を理解し、適正な査定をしてくれるお店に買い取ってもらう必要があります。ハイエースの知識や販路に乏しいお店では、単純に走行距離や年式で価格を決めてしまうからです。

査定額の高いお店を見つける最善の方法は、複数のお店に査定を依頼し、一番高いお店に買い取ってもらうというやり方です。

価格の「比較」は、中古車に限らずどのような分野でも、最も確実な方法です。どうしても面倒や手間は掛かってしまいますが、それさえ惜しまなければ、数万円～数十万円もお得に買い取ってもらえるはずです！

一括査定は危険？簡単に査定額の高いお店を見つける方法とは？

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