かつて、ステータスの象徴としてもてはやされた「ベンツ」。「ベンツに乗っている」といえばそれだけで周囲から羨ましがれ、一目置かれた時代もありました。

しかし近年、ベンツを巡る中古車市場は大きな変化を迎えています。あれほどの人気を誇ったベンツが、いまや「最も売れない中古車」の一つとして敬遠されるようになってしまったのです。

一体どうして今、ベンツは売れない車になってしまったのでしょうか？

そしてベンツを売却したいと思っている人が、愛車を高く買い取ってもらう方法は残されているのでしょうか？

こちらの記事では、中古車市場におけるベンツの評価と、中古ベンツを高く売る方法についてご紹介します。

ベンツのリセールバリューが低い理由とは？

現在、ベンツはもっともリセールバリューの低い車のひとつとして扱われています。そもそも中古車の価格は車の需要に比例します。年式や走行距離はもちろん、人気の車ほどリセールバリューが高くなるのです。

ということは、ベンツは「需要の低い車」ということになってしまいます。かつて絶大な人気を誇ったベンツが、なぜ今そのような扱いを受けているのでしょうか。

①維持費が高い

現在の日本は、完全なエコカーブームの中にいます。消費者は少しでも燃費が良く、維持費の安い車を求め、自動車会社はそのような車を開発しています。

これに対し、ベンツはエコカーの正反対に位置するような車です。車自体が高額で、しかも維持費もかさばるベンツは、完全に時代に逆行した存在になってしまったのです。

②新しいモデルがすぐに出るので型落ちしやすい

ベンツは自動車の中でもモデルチェンジのサイクルが早いブランドに数えられます。そもそもベンツはステータスの象徴であり、「最新のベンツ」を持っているからこそ価値があるのです。

そのため、ベンツは他社の車に比べても、特にリセールバリューの低下が著しい車といえます。

③そもそも中古車としての需要がない

前述のようにベンツとはステータスの象徴です。ベンツのオーナーは、現行モデルを新車で購入することに、大きな意味を見出しているのです。

そのため、そもそも「中古車」はベンツの要ともいえるステータスを保証できない存在であり、中古ベンツ自体の需要がきわめて低いのです。

中古のベンツを高く売る方法

街中にあふれる査定会社（中古車販売店）は、私たちの目からすればすべて同じように映りますが、じつはそれぞれに「専門分野」があります。

国産車を得意とする査定会社もあれば、輸入車、特にベンツに強い販路を持つ査定会社もあるのです。

ということは、輸入車に強い査定会社を見つけることができれば、通常より高い価格で買い取ってもらえる可能性が十分にあります。

そのため、ベンツを1円でも高く買い取ってもらいたい場合には、必ず複数のお店に査定を依頼し、もっとも査定額の高いお店に買い取ってもらうようにしましょう。

一括査定は危険？簡単に査定額の高いお店を見つける方法とは？

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