輸入高級車の代名詞であり、ステータスの象徴ともいえる「ベンツ」。ベンツといえばリセールバリューの低さが有名ですが、実はモデルによって、高値で取引できるものもあるようです。

そこでこちらの記事では、リセールバリューの高いモデルや、リセールバリューが高くなる理由についてご紹介したいと思います。

残価率とは？

リセールバリューを測る時に用いられる指標が「残価率」です。残価率とは、

新車から3年後の価格÷新車価格×100（%）

で求められる数値のこと。たとえば500万円で購入した新車が3年後に250万円で売却できた場合、残価率は50%となります。

この残価率が高いほど、リセールバリューが高いという指標になり、残価率は50%を超えると上々、60%を超えると優秀という評価になります。

ベンツの残価率は平均40％

それでは、ベンツの残価率はどれくらいあるのでしょうか？ベンツの全モデルの平均残価率を算出すると、わずか40%前後であることが分かりました。

わずか3年で新車の半額以下に落ち込んでしまうというのは、すべての自動車の中でもかなりリセールバリューの低い部類に分類されます。いったい、ベンツはなぜここまでリセールバリューが低いのでしょうか？

もちろんベンツは人気の車種であり、中古車でも良いから欲しいと感じる人は少なくありません。しかし、たとえ中古車であっても簡単に手が出せる価格ではなく、結局誰にでも買えるような車ではないのです。

中古車の価格は需要に比例するため、価格の高すぎるベンツはどうしてもリセールバリューが下がってしまうようですね。

しかし、40%という数字はあくまで全モデルの平均であって、じつはリセールバリューの高いモデルもあるのです。では、どのモデルのリセールバリューが高いのでしょうか？

リセールバリューの高いベンツランキング

ご覧のように、50%超えのモデルもいくつかあり、最高で70%オーバーという、トップクラスの国産車に匹敵するモデルもあります。それでは、リセールバリューの高いモデルにはどのような特徴があるのでしょうか。

リセールバリューの高いベンツの特徴とは？

①SUV系モデル

現在、世界中でSUVに人気が急上昇していることもあり、SUV系のモデルはリセールバリューの高い傾向があります。ベンツではGLAクラスがこれに該当します。

②小排気系のグレード

ベンツに限ったことではありませんが、近年は小排気系の車種のリセールバリューが高くなる傾向にあるようです。そのため同じモデルであっても、なるべく小排気系のグレードを選ぶようにしましょう。

③Gクラス

ベンツGクラスの人気は圧倒的で、リセールバリューは70%を超えています。国産車であっても70%を超えることは珍しく、輸入車ではトップクラスの残価率になります。

④安価なモデル

そもそもベンツのリセールバリューが低いのは「価格が高すぎる」からであるため、比較的安価なモデルであれば、リセールバリューはやや向上します。

CLAクラス、GLAクラス、Aクラスなどがこれに該当しますね。

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