買ったばかりの自動車を査定に出すと、驚くほど査定額の下がってしまうことがあります。

「ほとんど走行していない新車同然なのに、なんでこんなに安くなるの？」と困惑してしまう人もいるでしょう。

新車を売りに出す理由はさまざまですが、安すぎる査定額にビックリしないためにも、事前に必要な知識を学んでおきましょう！

買ったばかりの車を手放す理由

「買ったばかりの車を売りに出すことなんてあるの？」と感じる人もいるかも知れませんが、本人も予期していなかったやむを得ない事情で、新車の売却に迫られてしまうこともあります。

突然のライフスタイルの変化

最も多い理由が、急な「転勤」です。転勤先でも車を使用できればいいのですが、都心部に転勤が決まったりすると、そもそも車の使用機会がなく、高額の駐車場代を支払う羽目になってしまいます。これでは維持費だけで赤字になってしまう、という理由で、やむをえず新車を手放すパターンがあるようです。

病気やリストラに遭遇

そもそも新車を購入した場合、納車までに数ヶ月から半年を要する場合もあります。そのあいだに、不幸にも病気にあったりリストラに遭遇し、新車を維持することができず、売りに出す人もいます。

裕福層の好奇心

裕福層のなかには試乗感覚で新車を購入し、すぐに乗り換える人もいます。あまり一般的な理由とはいえませんが、意外にこのようなケースも少なくありません。

新車はいつから中古車になるのか？

新車をすぐに売りに出した場合、それは「新古車」という扱いになるのでしょうか？それとも「中古車」扱いになってしまうのでしょうか。

納車してわずか数カ月以内、しかもほとんど乗ってすらいない、となれば、「新古車」として取り扱ってくれても良いものです。

しかし、残念ながら車は納車した瞬間からすでに「中古車」になってしまいます。そのため、売却時も「中古車」としての査定を受けることになります。

査定額はどれくらい下がる？

全く乗っていない車であっても、納車した瞬間に「中古車」になります。そして中古車になった時点で、査定額は「定価の2～5割減」になってしまいます。

これは、3年落ちの中古車とほぼ同額であるため、新車の売却がいかに「損」であるか、数字からもはっきりとうかがうことができますね。

買ったばかりの車を高く売るためのコツ

それでは、買ったばかりの車を少しでも高く売る方法はあるのでしょうか？新車の査定額を上げる（下げない）ための有効な手段をいくつかご紹介します。

なるべく走らない

「ほぼ新車」を売りにしたい以上、むやみに走行距離を増やすべきではありません。下手に街に出て、もらい事故でも受けてしまえば取り返しのつかないことになります。新車を売ると決めたら、ただひたすら綺麗に保つことに全身全霊を捧げましょう。

芳香剤やタバコは絶対にやめる

芳香剤やタバコは絶対にNGです。タバコを吸った時点で「喫煙車」に分類され、査定額は激減します。また芳香剤の香りもマイナス査定につながるため、絶対に使用しないようにしましょう。もちろん、車内での飲食も厳禁です。

1日でも早く売却する

時間が経過するごとに車の査定額は下がり、またキズや臭いのつくリスクが増えます。手放すと決めたら1日でも早く売却するようにしましょう。

下取りではなく買取を選ぶ

ディーラーの下取りでは高く買い取ってくれません。1円でも高く売る場合には、必ず中古車販売店に買い取ってもらうようにしましょう。良心的な販売店であれば、「ほぼ新車」として優遇してくれる可能性もあります。

複数の査定会社に依頼する

査定額は結局のところ査定会社（中古車販売店）の判断で決まります。そのため、必ず複数の査定会社に査定を依頼し、査定額の最も高いお店に買い取ってもらうようにしましょう。

一括査定は危険？簡単に査定額の高いお店を見つける方法とは？

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