国内外を問わず、絶大な人気を誇るSUV。しかし、そもそもSUVとはどのような車を指すのでしょうか。また、SUVにはどのような特徴があり、また短所があるのでしょうか。

こちらの記事ではSUVの基本的な知識についてご紹介します。

SUVとは？

SUVとは「Sport Utility Vehicle」の略であり、直訳するとスポーツ用の車、日本語では「多目的スポーツ車」と訳されています。SUVはさまざまなモデルを生み出すにつれ、現在ではその定義がかなり広義に渡っている状況ですが、一般的には①車高が高く、②悪路に強い車を指します。

日本ではかつて「RV（レジャービークル）」と呼ばれていた時期もあり、「三菱パジェロ」や「トヨタハイラックスサーフ」が日本SUV市場の開拓者となりました。

SUV市場に革命的変化を起こしたのは、1994年に登場した「トヨタRAV4」です。従来の「ラダーフレーム」ではなく「モノコックボディ」を採用することにより、軽い車両や軽快なハンドリングを可能にしました。

さらに1997年、モノコックボディの高級SUV「トヨタハリアー」が発売されると、これが大ヒットを記録。以降モノコックボディを採用したSUVは「クロスオーバーSUV」と呼ばれるようになり、現在ではSUVの主流となっています。

SUVのメリットとデメリット

多目的車として人気のSUVには、次のようなメリットとデメリットがあります。

SUVのメリット

1.車高（アイポイント）が高く、運転しやすい

SUVは車高が高いため、アイポイントも自然と高い位置に定まります。視点が高いと見通しが良くなり、車両感覚をつかみやすくなります。

2.悪路に強い

SUVといえばやはり悪路に強いことが特徴です。季節や地域を問わず、アウトドアやウインタースポーツに活用できます。

3.高級感がある

車体が大きく存在感が強いため、ハイステータスな雰囲気を醸し出し、高級感を漂わせてくれるところもSUVの長所です。

SUVのデメリット

1.燃費が悪い

SUVは他の車に比べて車体が大きく、当然重量も大きい傾向があります。また車高の高い分、空気抵抗を受けやすくなり、どうしても燃費の面で不利になります。

2.立体駐車場に入らない

車高が高いため、立体駐車場に入らないことも少なくありません。立体駐車場の利用を考えている方は注意するようにしましょう。

3.保険料が高い

車重の大きいSUVは、事故を起こした際に相手側に大きな損害を与える可能性が高い存在といえます。そのため、SUVは任意保険料が比較的高めに設定されています。

SUVの種類と代表的な車種

SUVは主に次の4種に分類されます。

1. クロスカントリー（本格オフロード車）
2. コンパクトSUV
3. 軽SUV
4. 高級SUV

それぞれの特徴を確認してみましょう。

1.クロスカントリー（本格オフロード車）

SUVのなかでも特に悪路走行に特化したモデルを指します。頑丈なラダーフレームを採用していることが多く、様々なオフロードに適応してくれます。代表的なモデルとして「トヨタ ランドクルーザー」が挙げられます。

2.コンパクトSUV

排気量661cc以上で、比較的小型のSUVを指します。コンパクトでハンドリングも軽快であることから、乗用車として最も普及しているタイプになります。代表的なモデルとして「ホンダ ヴェゼル」が挙げられます。

3.軽SUV

SUVスタイルの軽自動車を指します。悪路に強いというSUVの特性と軽自動車ならではの維持費の安さを併せ持つ人気車種です。代表的なモデルとして「スズキ ジムニー」が挙げられます。

4.高級SUV

SUVのなかでも特に高級感やステータス性にこだわったモデルを指します。国内外のセレブにも高級SUVの支持者が多くいます。代表的なモデルとして「ロールスロイス カリナン」が挙げられます。

SUVの買取について

SUVは人気が高く、機能性にも優れていることから、高値で売却しやすい車種といえます。SUVを査定に出す際には、可能な限り信頼できる販売店に依頼するようにしましょう。

そして信頼性の高い車査定サービスをお探しの方には、「車査定・買取の窓口」の一社査定サービスがオススメです。

「車査定・買取の窓口」では、過去の取引実績をもとにより良い査定会社をあなたに代わって選定いたします。

「自分で査定を依頼する時間がない」「信用できる販売店を見分ける自信がない」という方は、ぜひ「車査定・買取の窓口」をご利用ください。

まずはお気兼ねなくフリーダイヤルまでお問い合わせいただけますと、コールセンター担当がご対応致します。