悪路や雪道にも強い4WDですが、性能が高い分、中古車の買取価格も高くなるといわれています。果たしてそれは本当なのでしょうか？さっそく4WDの基礎知識や買取価格について調べてみました。

なぜ4WDと2WDを選べるようにしているのか？

ご存知の通り、4WDと2WDは車の駆動方式の違いを指します。2WDは車輪を2つ回転させる駆動方式、4WDは4つすべての車輪を動かす方式になります。

4つの車輪を動かしていることから、4WDのほうが走行性能が高く、特にすべりやすい雪道や雨の道の走行で優れた性能を発揮してくれます。

安全性を考えれば4WDのほうが優秀であることが分かりますが、それではなぜ、そもそも2WDと4WDを購入者が選択できるようになっているのでしょうか。

実は2WDと比べたとき、4WDにはデメリットがあるからです。

4WDは4つの車輪を回転させるため、2WDより車の構造が複雑になっています。構造が複雑な分、車重が重く、どうしても燃費が悪くなってしまいます。省エネが好まれる今の世の中では、4WDはある意味時代に逆行した存在も言えるのです。

また、構造が複雑であるだけに、そもそも2WDより販売価格が高いという側面もあります。4WDにはこのようなデメリットがあるため、購入者が選択できるシステムを採用しているわけですね。

日本車の80％は2WD？4WDの人気が集中する地域とは？

４WDは走行性能が高いという特徴のある一方で、実は現在、日本の新車の80％は2WDである、という事実があります。

というのも、日本は全国的に道路がほぼ完ぺきに舗装されており、そもそも「悪路」自体が多くありません。つまり、2WDの性能でも十分に安定した走行ができるということです。2WDの性能で十分なのであれば、わざわざコストが高くつく4WDを買い求める必要はありませんよね。

・・・でも、ここにはもうひとつ、面白い事実が隠されています。

確かに日本車の80％は2WDですが、北海道や東北では、4WDの所有率の方が圧倒的に多いという逆転現象がみられるのです！

例えば北海道では、なんと全体の約70％が4WDであることが分かっています。

北海道や東北といえば、降雪量の多い雪国です。このような雪国では、滑りにくい4WDの走行性能は必要不可欠。というわけで、実は地域によって4WDの所有率が高くなることがあるんですね。

一般的には都市部では2WDが多く、雪国や山間部では4WDが多い傾向があるようです。

4WDの方が高く売れる？買取価格の差はどれくらい？

4WDは2WDより販売価格が高いというデメリットはありますが、逆に中古車の買取価格も高いのが一般的。2WDに比べると、平均して10～20万円程度高くなるようです。

また、前述のように4WDは雪国での需要が高いことが分かっています。需要が高ければ高いほど、査定額は上昇するもの。そのため、雪国以外の地域で4WDを査定に出す場合には、必ず「全国展開」しているお店を選ぶようにしましょう！

「一括査定」より「一社紹介」を選ぶようにする

中古車の査定額は販売店によって変動しますが、特に4WDの場合、販売店の得意・不得意がハッキリ現れます。そのお店が4WDの売買を得意としているかどうか、外からは判断できないため、1件1件査定をしてもらうほかありません。

このような場合、「一括査定」が有名ですが、一括査定には次のようなデメリットがあります。

① 査定額が集まるのに時間が掛かる

② すべてのお店から営業電話がかかってくる

③ 個人情報がバラまかれてしまう

上記のデメリットを避けたい方には、「車査定・買取の窓口」の「一社査定」がオススメです。一社査定では、次の3点をあなたに代わって行います。

① 複数のお店より選定

② 過去の結果をもとに選定

③ より良い「一社」に絞り込む

一括査定と違い、最後の一社に絞り込むところまで代行するため、あなた自身が営業対応をしたり、また個人情報がバラまかれてしまう心配もありません。

時間がない、面倒がキライという方は、ぜひ「車査定・買取の窓口」をご利用ください。