セレナの買取価格・下取りの相場とは

7人乗り、8人乗りが人気の｢日産 セレナ｣は、家族全員でゆったりとくつろいだ状態でドライブを楽しむことができるミニバンです。

ゆとりのある車内空間に豊富なボディカラーは、まさにファミリーのために作られたミニバンといっても過言ではないでしょう。

ファミリー以外にも福祉車両として使われることもあるなど、魅力や特徴はいろいろですが、そのセレナの買取相場の傾向などをご紹介します。

※文中の買取・査定額表示はすべて2018年9月時点のものになります

売りに出す前に、買取価格や相場を知ることが大切

セレナは1991年に日産から発売され、同クラスのミニバンの中では最も古い歴史を持ち、世界初のスライドドアパワーウインドウを採用した車でもあります。

1999年には2代目が発売となりましたが、ワゴン車専用設計となったことで両側スライドドアが採用されました。小さい子どもがいる家庭などではドアの開閉がスムーズであることを理由に、ファミリーカーとして人気が定着したと言えます。

コンセプトを変えることなく2018年9月現在、5代目まで発売されています。

このような魅力溢れるミニバンの中でも王道であるセレナを売りに出すとき、なるべく高く買い取ってもらいたいならまずは中古車市場での相場を確認しておくようにしましょう。

セレナで人気のグレードは？グレードによる買取相場の違いを解説！

中古車市場で流通することも多く、人気の高いセレナの査定でポイントになるのは｢グレード｣です。

セレナには、エアロパーツが装備された「ハイウェイスター」や、装備が充実している「G」、リーズナブルな価格帯が魅力の「S」という3つの種類があります。

その中で、買取で根強い人気を誇るのが「ハイウェイスター」です。

ハイウェイスターの中でもいくつかのグレードに分かれているので、それぞれ買取価格は異なりますし、カラーによっても査定額に違いが出るので確認しておきましょう。

セレナで人気のグレードはハイウェイスター

セレナの中でも特に人気なのは、ハイグレードのハイウェイスター。エアロパーツが装備され、グリルのデザインにも変化がある特別仕様が人気です。

ハイウェイスターは、ホイールもアルミ仕様となっており、サスペンションもハイウェイスター専用のものが装備されています。ハイウェイスターGの場合、足でドアを開けることができるハンズフリーオートスライドドアが搭載されているのでさらに高い評価です。

ハイウェイスターは装備が充実しているグレードになるほど買取金額は高くなる傾向が見られます。

また、ライダーシリーズも希少価値があるため、買取相場は高値を維持している状態と言えるでしょう。

ハイウェイスターの特徴

ハイウェイスターの特徴は、何といってもエアロパーツが標準装備されている点です。また、他のグレードとは異なるグリルのデザインにホイールもアルミ仕様になっているといったところも人気の理由といえるでしょう。

サスペンションもハイウェイスター専用のものが装備されているなど、見た目だけでなく一味違った走りを見せてくれるのも特徴です。

そのハイウェイスターの買取査定相場は次のとおりです。

｢セレナ 2.0 ハイウェイスター｣の買取査定相場

2008年式モデルで色はパール、走行距離8.2万km以下で約27万円、同じパール色で2011年モデル、走行距離9.8万km以下なら約59.8万円となっています。

2006年式モデルで走行距離10.5万km以下でも、色がブラックになると約14.8万円の買取価格が付いています。

｢セレナ 2.0 ハイウェイスター Sハイブリッド｣の買取査定相場

2013年モデルでシルバー色、走行距離3万キロ以下で約76.3万円、同じ年式と走行距離でシルバー色のものが約150.8万円の買取価格になっています。

2012年式モデルでパープル色、走行距離4万キロ以下で約156.4万円という買取価格もついているので、年式や走行距離だけが買取価格に影響するわけではないといえるでしょう。

｢セレナ 2.0 ハイウェイスター Vセレクション｣の買取査定相場

2012年式モデルで色はホワイトパール、走行距離3万キロ以下なら約150.8万円、走行距離9万キロ以下で約55.1万円、13万キロ以下で約20万円の買取価格です。

1年古くなった2011年モデルで走行距離も高めの12万キロ以下、ただし色はブラックという場合、約32.2万円の買取価格が付いています。

なお、2018年式モデルで0万キロ以下の場合は、パールが約230～239万円、ブラックで約233万円と、それほど買取価格に違いは出ていません。

セレナを売る時にはグレードとカラーに注目！

セレナはグレードだけでなく、色も査定額に影響することを理解しておくとよいでしょう。

カラーバリエーションが豊富に準備されており、ブリリアントホワイトパール、ダイヤモンドブラック、ブリリアントシルバーなど12色あります。

よりスタイリッシュさを追求したいのか、エレガントにキメたいかなどで好みはわかれるところでしょうが、パールやブラックの人気が高めなのでこの2色であれば査定額も期待できます。

セレナで人気の装備とカラー

装備に注目した場合、やはり両側電動スライドドアになると中古車市場でも人気のため、査定価格も高くなる可能性があります。

また、メーカーオプションのサンルーフも元のオプション金額に近い買取相場が期待できるでしょう。

セレナの人気カラーはパールホワイトとブラックですが、長年人気が衰えることにない色なので、どちらかの色であれば買取の時に高値が付きやすいと言えます。

セレナは走行距離の違いで買取価格が異なる！5年目の売却の査定額は？

新車で車を購入した時、2度目の車検を迎えるタイミングが5年目です。

そのため、車が5年落ちの状態になる時に、車を買い替えようと考える方も少なくありません。

新車から5年のタイミングなら、売却するとある程度の査定額を期待することができ、車の買い替え費用に充てることも可能になるでしょう。

そこで、セレナを売却した時の査定額を決める要因の1つである｢走行距離｣によって、どの程度査定額が変わってくるのかご紹介します。

セレナを売却検討することが多いタイミングとその平均買取価格は？

セレナの場合、売却を検討された時期で最も多いのは「0年落ち0.1万km走行」のタイミングで、平均買取価格は243.8万円です。

・0年落ち 0.1万km走行　約236～243万円

・1年落ち 0.4万km走行　約214～約246万円

・1年落ち 1.4万km走行　約214万円

・3年落ち 1.1万km走行　約193万円

と、なっています。

年数だけで買取価格は判断できない

なお、新車から5年を経過したセレナの場合、過ぎた年数は同じでも車の状態は様々です。

グレードや走行距離、内外装の状態、ボディの色など、買取価格に影響する項目はいろいろありますので一概にはいえません。

以下の様な、セレナを下取りに出した時と買取に出したとの、年式別のおおまかな相場を目安にすると分かりやすいでしょう。なお、この相場では、走行距離は年式相応であると想定して算出しています。

このように、下取りに出すよりも買取店で売却したほうが、査定額は高めであることが確認できます。

また、買取店でも業者によって買取価格に大きな差が生じますので、もし査定をする場合にはいくつかの買取店の見積もりを比較・検討することが大切であるといえます。

複数の買取店からの見積もりを比較検討することが大切

例えば2013年に販売価格216万円のセレナ｢20S｣を購入し、5年経過した2018年に買取店で査定した場合の金額、約70～85万円が買取相場になります。

新車から5年経過したセレナの査定額の目安は、おおよそ新車価格の36％と考えておくよいでしょう。

セレナの買取価格・下取りの相場は「時価」

一般的に車の買い替えはディーラーへ下取りに出すことが多いかもしれません。確かに下取りであれば手続きも面倒ではない点はメリットがあります。しかしディーラーは業界独自の査定基準で下取り額を決定していますので、価格が思ったよりも提案された金額が低い場合も多々あります。

この場合でも、買取店に査定を依頼すると、下取り価格より高額査定になる場合もあります。なぜなら買取店は中古車相場の｢時価｣を元に買取金額を決めているからです。

そのため、車を購入してから古くなればなるほど車の価格（価値）は低下し、買取金額も安くなってしまいますので、1日でも早く愛車の無料査定を試してみる事をおすすめします。